最近見た映画『FAKE』『帰ってきたヒトラー』『日本で一番悪い奴ら』『ペット』『ゴーストバスターズ(2016)』『エル・クラン』まとめて感想

今回は『FAKE』『帰ってきたヒトラー』『日本で一番悪い奴ら』『ペット』『ゴーストバスターズ(2016)』『エル・クラン』の感想です。

FAKE

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解説

『「A」』『A2』などの森達也によるおよそ15年振りの単独監督作で、2014年のゴーストライター騒動で話題になった佐村河内守を追ったドキュメンタリー。聴覚障害を抱えながらゲーム音楽などを手掛け称賛されるも、ゴーストライターによる楽曲を自作として発表していた佐村河内の素顔に肉薄する。世間を騒がせた男に密着した森監督が、本作を通じて訴えたいことは何なのか期待が高まる。(シネマトゥデイより)

あらすじ

2014年、聴覚障害を抱えながら「鬼武者」などのゲーム音楽や「交響曲第1番“HIROSHIMA”」といった作品により「現代のベートーベン」と呼ばれた佐村河内守が、実は耳は聞こえており、作品はゴーストライターの作曲だったと報道される。騒然とする状況で、自宅での撮影に応じた佐村河内は……。(シネマトゥデイより)

★★★☆☆

佐村河内氏の一連のゴーストライター騒動。
佐村河内守氏の自宅でカメラを廻し、その素顔に迫るドキュメンタリー映画。

公開されてから話題になっていたので友達に話したところ、変なスイッチを入れてしまって行きたい行きたい言うので、仕方なく一緒に行って来た。

映画館は満員(ネット予約不可/自由席)で、立ち見客まで。
前の回の上映が終わって出てくる客の顔がなんとも言えない表情なんですよ。
中には泣いてる人も。何なんだ一体…

ということで見てきたんですけど…

森達也監督は「ドキュメンタリーは嘘をつく」という本を出しているそうで、一貫したメッセージを持っているみたいなんですね。
噛み砕いて言うと、「はい、じゃあこれから撮影を始めますよ」と言うと、撮影される人は少なからずカメラ意識しちゃいますよね。
そうなったらもうそれはドキュメンタリーではなくて演技になっちゃう。ってことなんだと思います。

それを逆手に取っているというか…
正直、この映画は何が真実で何が嘘(フェイク)なのかは観客に委ねられています。

監督が佐村河内氏に「やらせ」をしているのかもしれないし、していないのかもしれない。
とにかく見終わった後に誰かと話したい。議論したい。
意味深なシーンもとにかく多い。

そして度々登場する佐村河内氏の飼い猫。ポスターにもいますね。
「猫だけが真実を見ている」というメッセージでしょうか…

帰ってきたヒトラー

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解説

ティムール・ヴェルメシュのベストセラー小説を実写化したコメディードラマ。独裁者アドルフ・ヒトラーが突如として現代に出現し、奇想天外かつ恐ろしい騒動を引き起こす。舞台を中心に活躍するオリヴァー・マスッチがヒトラーを演じ、「トレジャー・ハンターズ アインシュタインの秘宝を追え!」などのファビアン・ブッシュや『ビッケと神々の秘宝』などのクリストフ・マリア・ヘルプストらが脇を固める。21世紀の民衆が、知らず知らずのうちにヒトラーに扇動されていくさまに注目。(シネマトゥデイより)

あらすじ

ナチス・ドイツを率いて世界を震撼(しんかん)させた独裁者アドルフ・ヒトラー(オリヴァー・マスッチ)が、現代によみがえる。非常識なものまね芸人かコスプレ男だと人々に勘違いされる中、クビになった局への復帰をもくろむテレビマンにスカウトされてテレビに出演する。何かに取りつかれたような気迫に満ちた演説を繰り出す彼を、視聴者はヒトラー芸人としてもてはやす。戦争を体験した一人の老女が本物のヒトラーだと気付くが……。(シネマトゥデイより)

★★★★☆

死んだはずのヒトラーが現代にタイムスリップしてくるというコメディ映画。
現代でモノマネ芸人と勘違いされブレイクしていくが、彼の演説に徐々に民衆は惹かれていき…

ゲリラ撮影?っぽいシーンがたまに入って、ドキュメンタリーっぽくなる手法が面白い(映画の設定で誰もヒトラー本人だとは気づかず、モノマネ芸人だと思っているのと、ゲリラ撮影を行って皆がモノマネ芸人や映画の撮影だと思っているリアクションがマッチしている)。

ブラックジョークや他のヒトラー映画のパロディなど、笑える部分は多いんだけど、たまにゾッとする。
コメディ映画に見せかけた問題作だった。

日本で一番悪い奴ら

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解説

『凶悪』などの白石和彌監督と『新宿スワン』などの綾野剛がタッグを組んだ、日本の警察における不祥事をモチーフにした作品。2002年に覚せい剤取締法違反容疑などで逮捕され“黒い警部”と呼ばれた北海道警察の警部の、逮捕までの26年間が描かれる。脚本は『任侠ヘルパー』などの池上純哉、音楽を『八日目の蝉』などの安川午朗が担当。白石監督の演出と、劇中で体重を10キロ増減させ衝撃的な実話に挑んだ綾野の壮絶な演技に引き込まれる。(シネマトゥデイより)

あらすじ

柔道で鍛えた力を買われて、北海道警察の刑事になった諸星要一(綾野剛)。裏社会に入り込んでS(スパイ)をつくれという、敏腕刑事・村井の助言に従い、Sを率いて「正義の味方、悪を絶つ」の信念のもと規格外の捜査に乗り出す。こうして危険な捜査を続けていった諸星だったが……。(シネマトゥデイより)

★★★★☆

当時やたら番宣してるなと思って調べたら「凶悪」の監督というのを知って、すぐ翌日に見てきた。
「凶悪」かなり面白かったですしね。リリー・フランキーのキレ顔とかたまに思い浮かぶよ…

まぁ、それはいいんですけど。

綾野剛、絶対にシャブやったことあるでしょ…
一度見てほしい。あの演技はすごすぎる。

R15にしてはおっぱいとかエッチシーン多かったけど、家族で見に来てた客は結構気まずい思いしただろうな。
色んな意味で笑顔になりました。

余談ですが、おぎやはぎのラジオに番宣でゲスト出演したとき言ってたけど、ソープのシーンではさすがに息子がエレクトしかけたそうです。

ペット

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解説

世界中でヒットを記録した『ミニオンズ』のイルミネーション・エンターテインメントとユニバーサル・ピクチャーズが作り上げた、ペットたちの知られざる世界に迫るアニメ。人間たちの留守中に犬や猫や小鳥といったペットたちが、どのように過ごしているのかをユーモアたっぷりに映す。『ロラックスおじさんの秘密の種』に携ったクリス・ルノーとヤーロウ・チェイニーが監督を担当。飼い主たちが知らないペットたちのキュートな姿に笑いがこみ上げる。(シネマトゥデイより)

あらすじ

犬のマックスは、ニューヨークで大好きな飼い主のケイティと最高のハッピーライフを送っていた。ところが、ケイティが大型犬デュークを新たに連れてきたことから、マックスの生活環境はガラリと変化する。マックスとデュークが何とか自分が優位に立とうと頑張っていたある日、ひょんなことから彼らは迷子になってしまい……。(シネマトゥデイより)

★★★☆☆

ミニオンズスタッフなので、何のメッセージ性もなく、ただただギャグが続くのが良い。
ポメラニアンのギジェットと、ウサギのスノーボールのキャラが立ってていいね。

同時上映のミニオンズのショートアニメを見たのもあって、やっぱミニオンズが見たいんだよなーと思ってしまった。

今回もバナナマンが吹き替え。
前作のミニオンズで吹き替えをしたキャラもどことなくバナナマンっぽかったし、最初からバナナマンに吹き替えさせる前提で作ってるのかな…?

ゴーストバスターズ(2016)

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解説

1980年代に一世を風靡(ふうび)した人気コメディーシリーズの、装い新たな話題作。ニューヨークを舞台にした、女性ばかりの幽霊退治人たちの活躍を追い掛ける。『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』などのポール・フェイグが監督を務める。『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』に出演したクリステン・ウィグやメリッサ・マッカーシー、『テッド2』などのケイト・マッキノン、『マイティ・ソー』シリーズなどのクリス・ヘムズワースらが結集。(シネマトゥデイより)

あらすじ

コロンビア大学の物理学者エリン(クリステン・ウィグ)は、旧友アビー(メリッサ・マッカーシー)が自分と共同発表した幽霊研究本を承諾もなく電子書籍化しているのを発見。憤慨して彼女の勤める大学向かうが、なぜか一緒に幽霊騒動の起きた屋敷を調査する羽目に。そこで初めて幽霊に遭遇したエリンは、アビーとその相棒ジリアン(ケイト・マッキノン)と共に喜ぶものの、それぞれ大学を解雇されてしまう。行き場をなくすも幽霊の存在を確信した三人は、超常現象の調査会社を立ち上げるが……。(シネマトゥデイより)

★★★★☆

「過去作から数年後?」みたいな設定かと思ったら、過去作には一切触れない完全新作だった。
ただ、過去作に関係ある色んなネタが要所要所で登場するので、過去作を見ている方が絶対に楽しめる。パラレルワールド的な感じ?

今回はゴーストバスターズが全員女性。
海外の有名なコメディアンらしく、全員キャラが立ってて良い。
ギャグが全体的に下品。
新たな武器なんかも登場して、最高まで飽きない。

スタッフロール後にもシーンがあるパターンのやつなので、すぐに帰らないこと。
最高までニヤリとさせてくれる素晴らしい完全新作でした。

エル・クラン

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解説

アルゼンチンで起こった事件を映画化し、第72回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞に輝いた犯罪ドラマ。平和な街で多発する富裕層だけを狙った高額の身代金誘拐事件をきっかけに、ある裕福な一家に隠された秘密が描かれる。近所から慕われるプッチオ家の主を、『瞳の奥の秘密』などのギレルモ・フランセーヤが怪演。スペインの鬼才ペドロ・アルモドバルが製作を務め、『セブン・デイズ・イン・ハバナ』などのパブロ・トラペロがメガホンを取る。(シネマトゥデイより)

あらすじ

1983年のアルゼンチン、裕福なプッチオ一家は近所の評判もよく、幸せに生活していた。ある日、二男が通う学校の生徒が誘拐され消息を絶つ。それ以来、一家の周辺で金持ちだけがターゲットにされる身代金誘拐事件が続発し、近所の住民たちは不安を募らせる。一方、いつも通りの生活を送るプッチオ家では、父アルキメデス(ギレルモ・フランセーヤ)が鍵のかけられた部屋に食事を運ぶと……。(シネマトゥデイより)

★★★☆☆

1980年代にアルゼンチンで実際に起きた誘拐事件を元にした映画。
ただ、普通の誘拐と違うのは「家族全員」が関与していたということ…

監禁部屋から聞こえる人質の悲鳴を家族がなんとも思わずに普段の生活をしてるのが異様でニヤリとした。

シリアスなシーンや、残酷なシーンで明るいBGMがかかったりするんだけど、今思うと「誘拐を悪いことだとまったく思ってない」からこそのあの陽気さだったのかな。

予告編とはだいぶ違った印象だった。
もっと監禁部屋での人質とのやり取りが見たかったなぁ。
家族に重点を置いてるのは分かるけど、ちょっと退屈したなー。