沢城みゆきと一緒に冒険できる!PS3/XBOX360「BioShock Infinite(バイオショックインフィニット)」レビュー

本作は前作、前々作の舞台「海底都市ラプチャー」から打って変わって「天空都市コロンビア」が舞台となりました。
時代は初代バイオショック以前の1912年の産業革命全盛期。
これまでのバイオショックシリーズとは直接的な繋がりはないため、本作から新たにプレイしても問題ない作りとなっています。
が、これまでのシリーズをプレイしてきた人を喜ばせるちょっとしたイベントも…

少女を連れてくれば、借金は帳消しだ――

infinite_001

本作の主人公、「ブッカー・デュイット」は多額の借金を抱えており、やむを得ず失われた街コロンビアから「エリザベス」という少女を連れてくるという依頼を受ける。

infinite_002

そしてブッカーは、初代バイオショックの冒頭を思わせる灯台へ…
果たして、この灯台には一体どんな意味が…?これまでとのシリーズの繋がりとは…?
それはプレイしてからのお楽しみ。

美しい「コロンビア」の裏で…

infinite_004

なんといっても本作の魅力は、舞台となっている空中都市「コロンビア」の圧倒的な美しさ
これまでのシリーズのような完全な一本道から、ある程度自由度の高いオープンなフィールドが広がっています。
入れる施設などもそこそこあるので、探索なども楽しめるようになりました。

空中都市とかロマンだよね。

infinite_007

しかし、そんな美しいコロンビアで主人公は次々とトラブルに巻き込まれていく…
なんと主人公ブッカー・デュイットは「偽りの羊飼い」として、コロンビアに災いを招く者だと以前から預言者によって予言されていたのである。

仕方なく反撃に出るブッカー・デュイット。
コロンビアの人々から見ればブッカー・デュイットは紛れもない「偽りの羊飼い」そのものだ。
預言者は正しかった… のだろうか?

infinite_008

infinite_009

infinite_010

あーぁ、殺っちゃったぁ…
美しいコロンビアの街が血の海です。

infinite_011

やっちゃったことは後悔しても仕方ない、これからどうするかを考えよう。
うん、そうだそうだ。とりあえず、貰えるものは貰っておこうか。

「ビガー」を駆使して戦え!

infinite_012

130428-1144-40

これまでのシリーズでは「プラスミド」という超能力がありましたが、本作では「ビガー」と呼ばれています。
注射器での投与だったこれまでのシリーズとは違い、飲料型になっています。
すんなり飲んでるのでそれほどまずくはないのか…?

infinite_015

infinite_016

新しい「ビガー」を飲むことで、新たな超能力が使えるようになっていきます。
また、本作では単発攻撃タメ攻撃の2種類が可能となっており、タメ攻撃では罠を仕掛けることが可能です。

その他にも魅力的な「ビガー」がいっぱい!

infinite_014

ビガーは全8種類、強化はレベル3まで可能です。
いくつか序盤の魅力なビガーをご紹介。

infinite_017

infinite_018

これまでのシリーズで面倒だった「ハッキング」も、このビガーがあれば一発OKになりました。
また、レベルを上げれば機械だけでなく人間にも有効に。激しい戦闘の頼もしい仲間に!

infinite_019

infinite_020

これまでのシリーズではお馴染みのビリビリ攻撃も健在です。
レベルを上げれば、人から人へと電撃が連鎖するようになるのでかなり捗る。
協力な敵もビリビリで動きを止めて一気に叩こう!

コロンビアでの移動手段スカイライン

infinite_027

infinite_028

infinite_029

広いコロンビアを移動するのに便利なのが、レールにぶら下がりながら高速移動出来る「スカイライン」。
風を切って進むのがかなり爽快で、気持ちいい。
レールで移動しながら銃を撃つことも出来るし、スカイラインから敵に向かって飛び込んで吹っ飛ばすなんていったことも可能。
戦闘を有利に進めるにはこのスカイラインの操作をマスターしよう!

エリザベスはお荷物じゃないもん!

infinite_021

これまでのシリーズの象徴的存在であったビッグダディやリトルシスターといったキャラクターは登場しない代わりに、本作では「エリザベス」というヒロインと共に冒険することになります。

infinite_022

infinite_023

infinite_024

infinite_025

infinite_026

エリザベスは戦闘が始まれば勝手に見を潜めるので守る必要はなく、身の回りから弾薬やソルト(ビガーを使用するためのMP回復アイテムのようなもの)を見つけてきて渡してくれるし、指示を出してティアといった能力で別次元の世界から様々な人工物(タレットや防壁などなど)を呼び出してくれるので決してお荷物ではなく、頼れるパートナーです。

最初は「目でかっ!気持ち悪っ!」って思うかもしれないけど、一緒に冒険しているうちに愛着が…
エリザベスの声優が沢城みゆきさんなのもでかい。
沢城みゆきと一緒にデートが出来る画期的なバイオショックが本作なのです。

また、エリザベスのAIは海外でも高く評価されており、ただ後ろからついてくるだけでなく、時にはプレイヤーの前に回り込みまるでこれからプレイヤーが向かおうとしている方向が分かっているかのような挙動を見せるのには驚かされました。

少々複雑なストーリー…

初代バイオショックのストーリーは、比較的分かりやすいラストのどんでん返しがあり話題となりましたが、本作のストーリーはなかなか複雑な内容となっているため賛否両論なのも頷けます。

私自信、ラスト間近の展開で軽く置いてけぼりをくらい、クリア後に考察を読んでスッキリしたといった感じでした。
理解すると決して酷評されるような内容ではないのですが、やはり少々分かりづらかったなと思いました。

総合評価

★★★★☆ 4点(プレイする価値あり!)

【良い点】
・圧倒的な美しさの空中都市コロンビア
・スカイラインという画期的な移動手段
・沢城みゆきと一緒に冒険出来る

【悪い点】
・せっかくのストーリーが少々説明不足
・武器が2種類しか持てない
・ビガーが色々あっても使うものが固定されてしまう(ビガーを使い分けるために敵の弱点を明確に)

途中、中弛みを感じる部分はありつつも、その完成度の高い世界には圧巻で、終わってしまうことが残念に思うほど。
また発売前までに数々のトレーラーが出ていましたが、本作になかったシーンがかなりの数あるように感じるのは僕だけでしょうか?
今後DLCが3つ予定されているので、そっちで使われるのでしょうか。
期待して待ちます…!