ある意味、神ゲー?PS3/XBOX360「ASURA’S WRATH(アスラズラース)」レビュー

ナルトの格闘ゲームではもはやお馴染みとなった、サイバーコネクトツーのオリジナル作品。
神々の戦いを描いた作品のため、とにかく演出が派手!ジャンプ漫画のような暑苦しい戦いが最初から最後まで減速することなく描かれます。
本作の大部分はムービーとQTE(クイックタイムイベント)による激しい演出となっており、ムービーの合間合間にアクションシーンとシューティングシーンが挿入されるという新たな試みによる構成となっています。
そのため、QTEが嫌いな方や、ムービーが嫌いな方には評判が悪いようです…

ムービーが大半を占める新たな試み

本作はムービーが大半を占めており、ムービーのシーンに合わせてQTEを行い、物語を進めていきます。
物語は日本のアニメのように1話ごとに区切られており、1話が終わるごとに予告編が入り、そして次の話へ進んでいきます。
物語の始まりには制作会社や担当者名が表示され、まるでアニメ映画のようです。

そのため、ゲームとして評価すると様々なレビューサイトで言われているように、評判が悪くなってしまうのも仕方がありません…
本作はアクションゲームという位置づけよりも、「動かせる映像作品」と考えた方がいいかもしれません。
最近はソーシャルゲーム、いわゆるワンボタンでポチポチするだけのゲームが流行っていることもあって、難しい操作なしに物語が楽しめるものを目指したのかもしれませんね。

アクションゲームとして見るとアレかもしれませんが、動かせる映像作品と考えた場合、本作は非常に素晴らしい作品だと僕は感じました。
神々の戦いを描いているだけに、スケールのでかい、思わず男の子としては熱くなってしまう戦闘シーンの数々
その戦闘シーンに合わせて挿入されるQTEによって自分と主人公アスラの怒りがリンクするような感覚は、PS3のヘビーレインと似たものを感じます。

このようにムービー中にコマンドが表示されるので、コマンドを入力することで物語が進んでいきます。
正確に入力することでステージでの評価が上がり、ステージクリア時に様々なアイテムがアンロックされていきますが、全ステージクリア時にはいつの間にか全てのギャラリーなど解除されていたので、あまり深く考えなくてもいいと思います。

ムービーだと思っていると、そのままシームレスにシューティングシーンに。

そしてまたシームレスにムービーシーン、そしてQTEによる激しいぶん殴りアクション。
アスラの怒りゲージが満タンになるとバーストモードが発動するので、RTボタンをグッと引きます。

そして、とどめの一撃!
こちらは、外側の円が中側の円と重なるのに合わせてタイミングよくボタンを押します。

これが基本の流れです。
アクションゲームと言うよりは、「動かせる映像作品」と言った意味が分かっていただけたでしょうか。
僕も最初は「これ、ゲームじゃないじゃん!」と思ったんですが、やっているうちにどんどん熱くなっている自分がいて…

確かにプレイ時間も約6時間前後と短いかもしれません。
アクションシーンが少ないかもしれません。
真エンディングがアレかもしれません。
この内容でフルプライスは高いかもしれません。

しかし、「これはゲームではない!」とクソゲー扱いして切り捨てられているのが僕としては非常に悲しいです…
男の子だったら絶対に楽しめるはずだよ…

細かいことは気にするな!
とにかく最初から最後まで続く、怒涛の「怒り」に酔いしれたらいいじゃないか!
「うおおおおおおおおおおおおおおっ!」って言いながらボタン連打しようぜ!?

簡単操作で激しいアクション!

本作の大半がムービーで占められているのですが、アクションシーンだって結構ありますよ?
アクションは簡単操作で気持いい攻撃がガンガン繰り出せます。
Bボタンで通常攻撃、Yボタンで強攻撃(チャージ必要)、Xボタンで遠距離攻撃です。

ゲージがたまったらLTで怒り爆発!

激しい攻撃はより激しく!!

怒りの神でもエロスには…

外人が困惑したとも言われている、こちらのシーン。
温泉で巨乳のお姉ちゃんがお酌してくれます。

ゴクッ…

今までは戦闘で上がっていた怒りゲージが、お姉ちゃんへの興奮で上がっていく…!

グッ…!も、もう我慢できんっ…!

こんなお馬鹿なシーンも用意されています。
なんかスパ4の必殺技のときみたいな演出だ…
(よくこれで友達にサンドバッグにされたっけ…)

まとめ

評価:★★★★☆ 4点

本作のほとんどをムービーとQTEが占めている。
そのため、QTEが嫌いな方やムービーが嫌いな方にはおすすめ出来ない。
アクションゲームとして見てしまうと、アクションシーンは少ないし、ゲーム全体のボリュームも約6時間程度でクリア出来てしまうものなので評判が悪くなってしまうのは仕方がないと思う。

しかし、これをゲームではなく「動かせる映像作品」と考えてみると、ジャンプ系の日本アニメのような熱い演出とうまくマッチしたQTEに、男の子なら少なからず熱くなれるはずだ。
「これ、ゲームないじゃん!」とクソゲー扱いされてしまっているのが僕個人としてはちょっと悲しい…

▼以下ちょこっとネタバレ(ドラッグして見てね)

通常エンディングクリア後にメッセージが表示されますが、「トータルランクSを5個以上取得、またはエピソードを50回以上クリア(難易度問わない)」で、真エンディングを見ることが出来るとのこと。

僕は普通にクリアした時点で「トータルランクSを5個以上取得」を満たしていたようで、そのまますぐに出現しました。
真エンディングは通常エンディングと何が違うのかと言うと、最後にちょこっとシーンが追加されています。

追加されているシーンというのは、最後に和気あいあいとしているところへオルガが登場し、ミスラを人質に取り、デウスの仇!と、ミスラを殺そうとするもの。
しかし殺そうとしたとたんに蜘蛛の糸によってオルガは死に、ミスラを蜘蛛が繭にしてしまうという…、なんともはちゃめちゃなバッドエンド。
実は本当の敵はアスラにガイドをしていたあの金色の蜘蛛だったというわけですね。

このめちゃめちゃなエンディングが、いわゆる叩かれている「打ち切りエンド」。
確かにこれは失笑モノのエンディングだけど、あんまり深く考えなくてもいいんじゃないですかね…
普通のエンディングの方はまぁ…完結してると言えばしてるんだし、もし売れたら続編、もしくはDLCを出そうという考えだったのでしょう。
そこまで厳しく批判しなくてもいいんじゃないかなあ…、気にしすぎだよ。

通常エンディングと真エンディングを入れ替えれば、こんなに叩かれることはなかったのかな…?

  • ゲスト

    QTEは不意に出てきてイラついたりするんですが、これはゲームではないと考えるとあり…なのか!?

  • 僕は常に「来るぞっ…!」という気持ちで身構えてました(笑)

  • レン

    こんばんは、お邪魔します。
    批判が多い中、高評価な意見に思わず反応しちゃいました。因みに、男の子じゃないけれど十分楽しめました♪

    『動かせる映像作品』という言葉に、激しく同意!!正にそうだと思います。
    ムービーが長いゲームは嫌だけど、QTEのお蔭で全く気にならなかったですね。QTEの無い所は、スキップで飛ばせますし。QTEと映像とが合っていて、スカッとします。

    『細かいことは気にするな!とにかく最初から最後まで続く、怒涛の「怒り」に酔いしれたらいいじゃないか!』
    全く、その通り!!短時間な分、より怒涛の怒りが感じられると思います。
    普通のゲームみたいに、長時間だと逆にテンションが下がるかもしれません。
    きっとこれで良かったのだと、私的には思います。

    ではでは、遅い反応且つ、長文失礼しました。

  • レンさん、初めまして!
    そうですね、QTEがよほど嫌いでない限り、男女問わず楽しめる作品なのかもしれませんね。うおおおお!と、スッキリ爽快で楽しかったです。共感頂けて嬉しいです!