須田×三上最新作、B級地獄TPS!PS3/XBOX360「Shadows of the DAMNED(シャドウ オブ ザ ダムド)」レビュー

本作「シャドウオブザダムド」は、グラスホッパー・マニュファクチュアの須田剛一氏と、バイオハザードでお馴染み三上真司氏のコラボ作品で、B級映画を思わせるくさい演出や、思わず苦笑いをしてしまうギャグのオンパレード。
海外レビューではよく「グラインドハウス」っぽいとよく言われていますね。

僕も少しだけ見たことがあるのですが、まさしくグラインドハウスのインスパイア作品といったところです。
この手の映画を笑って見れる人には間違いなく楽しめると思いますが、「金返せ!」と感じてしまう人には正直平凡なTPSに感じると思います。

物語は唐突に始まる…

物語は唐突に始まります。
前情報無しでいきなりゲームを始めたので、ムービーを見ていてなんとなく「あー、主人公は悪魔ハンターなのね」と理解出来たのですが、どうやら恋人のポーラに危機が迫っているらしく、「ん?ん??」と思っている間に、唐突にゲームはスタート。恋人ポーラの元へ…

えー……

ポーラいきなり首つっちゃってます。
この唐突な、説明のない感じの演出もB級映画っぽいな(笑)

戦闘は、かなり「バイオハザード4」っぽい

一体ポーラに何があったんだと思ったら、突然ポーラの体から悪魔が飛び出して来ました。
「え、何?何?」よく分からないけど、とりあえず戦闘だ!

戦闘はバイオハザード4をちょっと良くした感じ。
つい先日まで僕は、「バイオハザードリバイバルセレクション(バイオハザード4のHDバージョン)」をやっていたので、この戦闘には慣れっこです。初めてこの独特の戦闘を体験する人は、照準合わせにくくてかなりやりにくいだろうなぁ…、と思います。

でもバイオ4と違って、銃を構えながら移動することが出来るので(なんと、バイオ4では銃を構えると移動出来なくなるからかなり大変だった!)、結構楽ちんです。
ヘッドショットを一発目でキメると、スローになってかっこいい演出が入りますよ!

恋人を救ったと思いきや、悪の大魔王によって恋人ポーラが地獄へさらわれてしまいます!

どうやら悪魔ハンターである主人公にかなりの恨みがある様子。
主人公を苦しめるため、これから何度もポーラを様々な方法で殺すとのこと…
「そうはさせないぞ!」と、主人公は地獄へと乗り込むのでした。

色々な作品のオマージュがいっぱい!

ここでようやくゲームタイトルが!
海外のB級映画の日本版タイトルって感じでいいね、いいね!
と、思ってたら説明書の方がずっとモロだった…

食人族」かよ(笑)

それ以外にも色々なオマージュがこのゲームには入っていますよ。
たとえば、ステージ選択画面。

あれこれ、魔界村じゃ……
なんかそれっぽいBGMも流れてるし、やりたい放題。
実績に「大きな魔界の村で」って実績まであった(笑)

そして、いよいよ地獄へ

そして地獄へ到着。
そしてこの骸骨が、相棒の元悪魔ジョンソン。

ジョンソンは、普段は暗闇を照らすトーチです。
そして元々は地獄に住んでいたそうなので、主人公を案内してくれたりします。

そして戦闘になれば、ジョンソンは銃に変身!するというわけ。
変身出来る武器は3種類のみ(ハンドガン、マシンガン、ショットガンタイプ)。
うーん、ちょっと少ない気もするけど、ゲームを進めていくとそれぞれ勝手に機能が追加されていくから、まぁ、いいかな(もちろん機能以外の攻撃力とかのアップグレードが一応別であります)。

そしていよいよ地獄の門を開きます。

ここが地獄です。
あれ、結構普通?って思った?
実はこれはまだ超序盤なので、普通の町並みなのですが、進めていけば嫌と言うほど気色悪いものを見ることになりますよ。ネタバレになるといけないので、それは自分の目で確かめてみてください。

銃以外にもトーチを使った打撃攻撃も出来るよ!

実は、「暗闇と光」がテーマのゲームだったりする。

やるまで実は全然知らなかったのですが、「暗闇と光」がテーマだったのです…!
あれ、知ってた?僕は全然知りませんでした…

地獄では人間が暗闇に入ってしまうと、徐々に体力が減っていき、最終的には死に至ります。
なので!暗闇に襲われたらすぐに明かりをつけましょう!

メーメー鳴いているヤギの顔へ、ライトショットを撃ち込みます。

よかった、明かりがついて一安心です!
…って、何でヤギなのかって?細かいことは気にすんな!

このゲームの謎解きは基本的にこのパターンが多めです。
闇に包まれた敵がいたら、敵にライトショットを撃って闇を払ってから攻撃するわけ。
つまりそれって、「アランウェイク」なんじゃ…?

パクリではありません、オマージュです。

「シャドウオブザダムド」グロテスクコレクション

ではここで、ゲーム序盤のグロテスクなお友達を紹介していくよ!

あ!これ「食人族」のパッケージのやつだ!

日本版は規制で、グロテスク表現が緩和されているそうです。
これで緩和されてるって言うんだから、海外版はどんな感じなのかなぁ…
噂によると、ポーラのビーチクが見れるらしいし…、ごくり…

このゲーム最大の欠点は吹き替え声優!

このゲーム、日本語吹き替えに芸能人を起用しています。
ガルシア役が浅野忠信さん、ポーラ役が栗山千明さん、ジョンソン役が我修院達也さんです。
ポーラはほとんどセリフがないので特に気になりません、ジョンソンの我修院達也はむしろいい感じです(「千と千尋の神隠し」を思い出します)。

しかし、うーん、浅野忠信さん…
俳優としては一番かもしれないぐらいに好きなのですが、やはり声優向きではない。
この間見た「レッドライン」というアニメ映画の声優もやっていたのですが、最初から最後までずっと気になりましたし…

このゲームでも最初から最後までずっと気になること間違いなしです…、その都度萎えます
やっぱりアニメもゲームもそうですが、俳優女優と声優は別物ですって…
英語音声も用意されているので、気になったら英語でプレイすることも可能です。

他の細かい悪い点を上げるとすると、「2週目でもムービーがスキップ出来ない」「2週目以降の引き継ぎがない」ぐらいです。

初回特典は「薄い本」

買ったのが遅かったのですが、ヨドバシカメラで新品を買ったらまだ初回特典があったようで、いただきました!
中身はどうってことないですが(笑)

感想

評価:★★★★☆ 4点

海外のB級映画のノリが好きなら間違いなく楽しめます。
地獄の雰囲気といい、BGMといい、その他のオマージュやギャグセンスといい、僕好みでした。
逆に、そういうノリが嫌いで「金返せ!」と思ってしまう人には平凡なTPS、いやそれ以下に感じてしまうかもしれません。

戦闘は慣れるまで照準を合わせるのが難しいかもしれませんが、慣れてしまえば爽快です。
血や肉片が飛び散って気持ちいい!

ストーリーはちょっと短かいかも(約10時間前後)。
それ以外にも、クリア後の特典がなかったり、2週目でもムービースキップが出来なかったり、引き継ぎもなかったり、ボリューム不足に感じる部分もあります。

しかし、最大の欠点は日本語吹き替えに芸能人を起用している点です。
主人公の吹き替えを担当している浅野忠信さん、僕は俳優では一番好きかもしれないぐらいですが、どうしても主人公が喋るたびに萎えてしまう。俳優女優と声優はやはり別物だなと…
(英語音声も用意されているので、気になったら英語でプレイすることも可能)

そんなわけで、欠点もあますが僕的にはかなり楽しめました。
最初から最後まで、一日で一気にクリアしてしまいましたよ!
万人にはなかなかおすすめ出来ませんが、こういう雰囲気が好きなら是非!

ちなみに、トレーラーですが、上が日本版下が海外版です。
海外版のトレーラーの方が断然いいな!