今度の舞台はロサンゼルス!PS3/XBOX360「LAノワール」レビュー

GTAシリーズやレッドデッドリデンプションなどでお馴染み、ロックスター社(※ただし、制作はチーム・ボンディ)の新作。
今回は終戦後の1947年のロサンゼルスが舞台の推理ものです。
今まで、主人公が悪役であることが多かったロックスターの箱庭ゲームですが、今回の主人公は街の治安を守るロサンゼルス市警のコール・フェルプス。

ゲームを進めていくことで昇進が決まり、警官から交通課、殺人課、風紀犯罪課、放火特捜課と異動していきます。
それぞれの課ならではの事件が次々起こり、事件の手がかりを見つけて犯人逮捕を目指していきます。

美しく再現された1947年のロサンゼルス

なんと制作期間は7年と言うから驚きです。
まだXBOX360も、PS3も存在しなかった頃から制作を続けてきたそうです。
それだけ制作期間が長いこともあり、1947年のロサンゼルスは完璧。言うことなしです。

そしてとにかくマップが広い。ありえない広さです。
端から端まで車で移動しても30分はかかります。

そのため、事件捜査のためにあちこち車で移動しなければいけないのは少々面倒。
しかもこちらはロス市警ですから、街の住民を轢いてしまえばロス市警の信用がなくなり、捜査の評価に大きなペナルティが与えられてしまいます。また、車を破壊すれば賠償請求が発生してしまいます。
でもこのような箱庭ゲームで丁寧に運転するなんてまず不可能。
ぶつかりまくるし、壊しまくるし、人だって跳ねてしまいます。いや、跳ねたくなります。

また、今回は1947年という設定なこともあってカーナビがない。
Xボタンを押して相棒に言葉で誘導してもらえます。
別にゲームなんだからナビあってもいいじゃんよ…

そんなときのために、今回は車に乗るときにYボタンを押し続ければ相棒に運転させることが可能。
しかもスキップすれば一気に目的地までワープです。
なので、一度このスキップをやってしまうと便利すぎて運転することがほとんどなくなってしまう(笑)
これだけマップを作り込んでいるのに、事件現場以外ほとんど素通りというのはなんだかもったいないなぁ…という感じです。

事件の手がかりを探せ!

事件を解決するにはまず捜査から。
事件現場へ行って、犯人の残した手がかりを探していきます。

手がかりの近くに近づくとコントローラーが振動するので、その場を調べます。
物を拾って、角度を変えて入念に調べます。

手がかりを全て調べ終わるとBGMが消えて、この場所にもう用はねぇよと教えてくれます。
これらのヒントはオプションで外すことも可能なので、腕に自信があるならオフにしてやるのもいいかも。

死体だって調べます。
死体に残された傷や、死体の持ち物から手がかりを探します。

裸の女性の死体は、海外版と違って日本版では布がかぶせられて規制されています。
おっぱいが見たかった男子は残念ですね。まぁ、死体なので興奮してる人がいたらそれはそれで警察沙汰ですが。

手がかりを元に聞き込みを開始!

手がかりを集めたらそこから聞き込みを開始します。
手がかりの品が銃だったら、銃の型番をガンショップへ聞き込み。
購入者リストから怪しい人物の住所を割り当てます。

このような英語の書かれた資料は、下に字幕で重要箇所が日本語で表示されます。
たくさん文章が書かれている場合、パッパと日本語が表示されていくので自分のタイミングで読むことが出来ず、ちょっと面倒。
確かにここまで日本語にローカライズするのは大変なので、無理だということは分かるのですが、どうもやりずらい。
アメリカ人だったらほんと楽しいんだろうなぁ…

怪しい人物には尋問だ!

L.A.ノワールは、チーム・ボンディ(Team Bondi)のオリジナルゲームエンジンとライトスプリント(Lightsprint)社のリアルタイムGI技術による表現力でも注目されている。32個ものカメラで全方位から、ゲームキャラクターを演じる俳優の顔の表情を読み取り、ゲーム中に反映させるという新しいモーションスキャン技術も用いられている。(Wikipediaより)

そんなわけで、キャラクターの表情はめちゃリアル。
顔の筋肉の微妙な変化まで再現されているため、相手の表情を見て尋問をすることになる。
目が泳いでいる、証言の時に目をそらす、こちらの目を凝視するなどの行動を頼りに「信用する」「疑う」「反証する」から選択肢を決定。
相手に機嫌を損ねてしまうと、それ以上話してくれなくなってしまうので慎重に…

緊張している少女には「信用する」を選び、やさしく聞き出したり、ずっと何か隠している感じのするおっさんには「疑う」を選らんで厳しく問いただしたり、また嘘をついているという証拠を持っていたら「反証する」を選んで証拠を叩きつけたり、なんだかとっても逆転裁判チック。

逆転裁判は正しい選択をするまで何度も尋問を最初からやり直すことになりますが、LAノワールでは間違ってもそのまま話が進んでいきます。
どんなに適当にめちゃくちゃしていても最終的には必ず犯人にたどり着いてしまうのが個人的にすごく嫌です。
「こいつは絶対犯人じゃないな」と思っていた相手が急に逃げ出し、逮捕してクリアとか、ほんとモヤモヤします。
じゃあ今までの捜査は何だったんだよ…って感じです。

間違った捜査をしているのは自分が犯人に騙されているためなので、その場合事件は迷宮入りになってしまうなどのゲームオーバーが欲しかった。まぁ、一応捜査の評価は落ちるんですが、次の事件へとストーリーは進んでしまうわけで…
そもそも逆転裁判が僕は好きじゃないので、合うはずもなく(笑)

空気のようなサブミッション

LAノワールには事件を追う以外にもパトロールがあり、サブミッションをすることが出来ます。
車に乗ってふらふら走っていると無線が入るので、応答すればサブミッション開始です。
今までのシリーズのような、マップ上にアルファベットが出たりしません。

なので、ストーリーの事件を追っている間にサブミッションの無線が入っても、リズムを狂わされるだけで無視しがちです。
サブミッションは結構な数があるらしいんですが、僕は3つぐらいしかやってないです。
うーん、サブミッションがあるのはいいけど、どうにかならなかったものか…

感想

評価:★★★☆☆ 3点

ロックスター社の新作なのでとりあえず買ってしまったのですが、自分には合いませんでした。というか制作はロックスターではなく、チーム・ボンディというところなんですね……
同じ箱庭でも、GTAシリーズやレッドデッドリデンプションを想像してしまうと、違いに驚くかも。
箱庭やアクション性はおまけのようなもので、ほとんどは捜査をすることになります。

基本的に「捜査→聞き込み→尋問→逮捕」を繰り返してクリアし、次の事件へと繰り返していくので作業になりがち。
また、どんなに適当な捜査をしていても、必ず無理矢理犯人逮捕に繋げられてしまうので納得がいきません。
尋問で証拠を相手につきつけるのは気持ちがいいですが、間違った選択をして相手が怒って喋らなくなるとほんとイラつきます(笑)
逆転裁判が好きな人には結構楽しめるんじゃないかな?と思います。

やっぱり箱庭ゲームは、ロケットランチャーをぶっ放したり、車を盗んで爆走したりするのが楽しいです。
車を奪うときに「ロス市警です、車を貸してください!」なんて言うのはちょっとなぁ…
真面目か!