PS3/XBOX360「Assassin’s Creed Brotherhood(アサシン クリード ブラザーフッド)」レビュー

前作「アサシンクリードⅡ」のその後を描いた作品。

「アサシンクリードⅢ」に当たるものではないのでご注意を。なので舞台もアサシンクリードⅡと同様、舞台はローマなので新鮮味はありません…

アサシンクリードってどんなゲーム?

いわゆる「ステルス」と呼ばれるジャンルのゲームです。
ステルスと聞いてまず思い浮かべるのは何でしょう?
有名なところでいけばメタルギアソリッドシリーズでしょうか…

敵に見つかると悲惨なことになる(警戒度が下がるまで長いこと隠れないといけない、敵が無限に湧く)メタルギアソリッドシリーズと違い、見つかっても周辺にいる敵を一掃すればまったく問題ありません。
(※一部、見つかったら即アウトというミッションも存在しますが…)

なので、そこまで言うほどのステルスゲーではありません。
逆に言えばステルスゲーが好きな人にとっては「全然暗殺してないし、ヌルゲーじゃん」って感じでしょうか。
最初にプレイしたときは「アサシンって結構堂々としてんな!」って印象でした(笑)

回復薬も大量に持てるようになっていくので、戦闘で苦戦することはまずないでしょう。
ちょっと癖のあるカウンター攻撃に慣れれば、サクサク敵を倒せるようになりますよ。

また初代アサシンクリードと、2以降は別物と考えてた方がいいです。
僕自身、初代はかかなり序盤で投げてしまいましたが、2からは結構楽しめてます。
街の中の壁という壁をよじ登り、移動するあの感じはアサシンクリードでしか味わえません。

知らない人も多いのが、アサシンクリードは記憶の中の話だということ。
メインとなっているのは現代で、現代から遺伝子に記憶されている子孫の記憶を探っているのです。
なのでゲーム中は自由に装置から目覚めて、現代の街を徘徊することもできます(前作は自由に装置から起きれませんでしたが)。

この「現代」というのがシリーズを通して個人的には萎え要因です。
雰囲気をぶち壊されるので……
最初から最後までずっとアサシンでいいような気もしますが、シリーズを重ねるごとに主人公の子孫の生きた時代が変わるので仕方ないっちゃ仕方ないですね……

なので、主人公の記憶から再現されたローマの中には「記憶の断片」という、いわばエラーのようなものがあり、クリアしていくことで封印された記憶を呼び覚ますことが出来るのです。
これはこれで結構わくわくして好きです(笑)

ここで「鷹の目(アサシンの能力、人混みの中でターゲットを見つけたりするすごい視覚能力なんだ)」を使ってみます。すると……

何もないはずのところに謎の紋章が!

さっそくこのまで行ってみます。
すると……

これが封印されている記録です。
さっそく封印を解きましょう!

封印はこのようななぞなぞ形式のものから、パズル、チェスなど、様々です。
クリアすると封印されている謎の「映像」の一部を手に入れることができ、全ての映像を揃えると……
禁断の映像を見ることが……!
前作2の禁断の映像はゴニョゴニョでしたね!

アサシンクリードⅡと何が違うの?

基本は同じ箱庭ゲータイプですが、追加された要素がいくつかあります。

復興システム

ボルジア家によってすっかり駄目になってしまったローマを復興させるシステムで、前作アサシンクリード2にあったものがより強化されました。
ローマのあちこちにある閉店した店や空き家に開業費用を払い、店を復活させます。
ローマの名所を修理したり、購入することも出来ます(べらぼうな値段しますが…)。
それにより入った収入の一部があなたの懐に入るというわけです。

エリア拡大

ローマのあちこちにボルジアの塔があり、その配下に置かれている地域は支配されています。
各地域にあるボルジアの塔にいる悪いやつを暗殺して、塔を破壊することでエリアが広がり、ボルジアの支配力を弱めていきます。

教団運営

前作の続編に当たる今作では、主人公エツィオはマスターアサシン(なんかすげぇやつ)になっているので、弟子を街でスカウトすることが出来るようになりました。

弟子とはこのハト小屋を使って連絡を取ることができます。

呼び出すたびに弟子のアサシンの経験値が増えていき、レベルが上がれば、好きなステータスにポイントを振り分けて強化することができます。
また、なんちゃってシミュレーションっぽい感じですが、弟子たちを各地へ派遣してミッションを行わせ、経験値を稼がせることもできます。

マルチプレイが面白い!

アサシン同士が殺し合いをしたら一体どうなるのか想像もつきませんでした。
アサシンクリードのマルチプレイは本当によく考えた!といった感じ。

モードはいくつかあるのですが、基本システムは同じです。
最初に好きなキャラクターを選んで舞台となる街を徘徊します。

自分の「ターゲット」となる他のプレイヤーを街の人混みの中から探し、暗殺するというのが基本ルール。
もちろん自分も他の誰かのプレイヤーのターゲットなわけです。
なので、ターゲットを探しつつ、自分を探しているプレイヤーを警戒しなければいけません。

画面中央に表示されているコンパスの指す方向にターゲットがおり、ジワリジワリとNPCになりきって近づいていくこの感じがとても新しく、そして斬新です。はまります。
また、レベルアップすることで「変装」「煙幕」「ダッシュ」「銃」など、使えるスキルも増え、どんどん戦略性がアップしていきます。

ぐえぇ…

最後に

前作をプレイしてすぐに今作をプレイすると、舞台が同じだけに新鮮味が感じられず、あまり楽しめないかも。
前作をプレイしていなくても、一応今作の最初でこれまでのあらすじが海外ドラマっぽく(ちょっと笑った)紹介されるので、いきなり今作からプレイしても問題ないと思いますが、これまでのあらすじじゃなんのこっちゃ分からないと思いから、サイトであらすじ読んだ方がいいかも(笑)

前作からほとんど代わり映えがしませんが、やはり久しぶりにやるとなかなか面白い。
ストーリーはいまいち盛り上がりに欠けるので、いささか単調、飽きがちですが、マルチプレイがとにかく面白いので一見の価値ありです。