ブーストとスローでぶっ放せ!PS3/XBOX360「ヴァンキッシュ」レビュー

ベヨネッタでお馴染みのプラチナゲームズの最新作「ヴァンキッシュ」。
数少ない貴重な日本製TPSの一本です。

発売前の先行体験会へもお邪魔させていただきました。
他のTPSと違う、この作品の売りは「ブースト」と「スロー(ARって言うんだっけ?)」。
ブーストは本当に爽快で、すごい勢いでダッシュ&カバー。
更にそこから連続して、スローにしてぶっ放すといった感じ。

一見アクションメインと思われがちですが、そんなことはなく(殴り攻撃もあるにはあるが一発殴るとスーツのクールダウンが必要になる)本格的なTPS。
難易度も高めなので、FPSやTPSに慣れていない人はカジュアルから始めた方がいいかも。
カジュアルオートというモードでは自動で照準が合ったりもします。

ベヨネッタのように最初から最後までずっとクライマックスのような体験が出来ます。
というか、このゲーム「ラストまで8時間」というクライマックス状態からのスタートですし(笑)
結構あっさり死んだりもするので、ボス戦となると手に汗握る戦いが……!?

しかし、残念な点も多々見受けられます。
まずはステージ。
ステージに変化があまり感じられず、ストーリーも結構短いため、気がついたら終わっていたという感じ。

次に、身方AI。
身方AIの頭が非常に悪く、いつも邪魔なところにいるのでちょっとイライラ。
主人公も照準の先に身方がいると「撃っちまうぞ!」と言うぐらい。
じゃあ身方AIがどくように作ってくれよ……

それにほとんど身方が動いていない印象。
これが中学校の体育のサッカーの授業だったら、授業なのにマジになっちゃった生徒が「おい!○○、ちょっとは動けよ!!」とマジギレしてくるレベルです。

中ボスやボスなどの使い回しも結構目立ちます。
あんなに硬くてやっと倒せた中ボスが後半ではガンガン出てくるのでちょっと萎えたり。
まさか一面のボスが後半で2体も出てくるとは……

また、本作では武器のアップグレードがあるのですが、その方法がよくない。
弾薬マックスの状態で同じ武器を取る」という方法のため、今までアップグレードしてきた武器を捨てて新しい武器にしずらいです(武器は3個までしか持てません…)。
これはいただけない。

マルチプレーもないため、全ステージクリア後は更に上の難易度で再挑戦するか、チャレンジモードをするぐらいしかやることがなくなってしまうので、本編が短い本作はちょっと評判が悪いみたい。

でも、そんなに言うほど悪いソフトではありません。
やめどきが分からず、ラストまで一気にやっちゃう人も多かったのではないでしょうか。
エンディングも次回作を予感させるものだったので、次回作では是非ユーザーの不満点を取り入れてくれればとたんに化けそうな印象でした。

体験版も配信中なので、気になったら是非プレイしてみてください。
ブーストの気持ちよさが分かってもらえるかと。
「んぎもちいいいい!」という感じの気持ちよさです。